コンテンツ
企画セッションは参加者にとって関心が高く,より詳細な研究テーマに焦点をあてたセッションです.
企画セッションの講演原稿のフォーマット,投稿方法,1スロットあたりの発表数(3~4件の発表で構成),講演時間等は一般セッションと同じです.ただし,オーガナイザの裁量で1スロットにつき講演1件分を議論の時間にあてることができます(3件の発表+議論とすることができます).セッションの時間帯やスロット数は,大会プログラム作成時に全国大会委員会大会プログラム部会にて講演申込み数や全国大会全体の構成に応じて決定いたします.講演申込みは大会Webの講演申込みサイトより,一般から公募いたします.また,企画セッションでの発表も大会奨励賞の対象となります.
発表募集の広報
企画セッションの概要は全国大会Webページに掲載されます
企画セッションのプログラム(発表順)の決定
発表申し込み数によっては,一部の発表を一般セッションに移動する必要が生じます.
その際,オーガナイザには一般セッションに移動する発表を決定していただきます.
座長の選定
原則としてオーガナイザが座長をご担当ください.セッションが複数になった場合は,各セッションの座長を異なるオーガナイザで担当していただきます.
当日のセッション運営
企画セッションのテーマは一般セッションよりも特化したテーマに焦点があてられていることが望まれます.
テーマご提案の際には,一般セッション講演募集用のカテゴリ表を参考にしてください.
オーガナイザ
後藤田中(香川大学),高木正則(電気通信大学),近藤伸彦(東京都立大学),白澤秀剛(東海大学),山元翔(近畿大学),林佑樹(大阪公立大学),宮澤芳光(大学入試センター),油谷知岐(大阪公立大学),吉原和明(近畿大学)
概要
本学会の活性化領域(テーマ)は,全国大会,研究会,学会誌など学会の諸活動を横断し,年度を通して重点的に取り組む議論のコアを定める枠組みです.本年度はその初回テーマとして「新時代の教育システム情報学(https://www.jsise.org/committee/kasseika/theme/)」を掲げ,全国大会テーマも同一の問いを共有しながら,学会として「これまでの50年」と「これからの50年」を見通す取組みを推進しています.
本企画セッションでは,その一環として,学会誌編集委員会が全国大会に提案する企画セッションであり,人口,環境,経済,国際情勢などの長期的な社会変化と,生成AIやVR/AR/MR等に代表される情報技術の急速な発展を前提に,新時代における教育・学習観,ならびに教育システム情報学研究の学問分野そのものを捉え直す研究を幅広く募集します.具体的には,育成すべき人材像,教育政策,組織運営,持続可能性,国際性といった長期的な社会変化を想定したメタな観点からの整理・提案に加え,教授・学習の内容と方法,評価,モデル,データ活用,学習支援技術に関する設計,開発,実践,分析まで幅広く対象とします.さらに,「新時代」において変わるもの・変わらないものを見極める視点や,研究と実践を橋渡しする方法論,学習者・教授者・組織それぞれのレベルでの価値やリスク,倫理・信頼性・説明可能性といった論点も歓迎します.
なお,本セッションは,学会誌2028年度発刊特集論文(2027年6月投稿締切予定)の企画と連動するものです.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 設計 → 学習環境デザイン
技術 → 先進的学習支援技術 → 先進的学習支援
キーワード:デザイン研究,学習科学,生成AI,適応的支援
テーマ独⾃のキーワード:新時代,長期的社会変化,先進的技術,研究と実践の橋渡し
オーガナイザ
杣木佐知子(大阪医科薬科大学),合田友美(千里金蘭大学),米満潔(佐賀大学),菊原美緒(令和健康科学大学),白石祈枝(産業医科大学),古堅裕章(九州看護福祉大学)
概要
医学・看護教育では,モデル・コアカリキュラム改訂を背景に,臨床判断力や統合力を重視した学修成果の明確化や,ICT・DXを前提とした専門職教育への移行が進んでいる.
一方で,これらをどのように教育設計,学修成果の可視化,評価方法,教育支援システムへと具体化すべきかについては,十分な方法論が共有されていない.
本企画は,看護教育の現場で顕在化している課題を出発点とし,教育システム情報学,情報教育,教育工学の連携の在り方を探ることを目的とする.
看護・医学教育に携わる教員と情報教育の専門家が対話することで,分野横断的な連携の可能性を検討し,新しい時代の医学・看護教育を支える教育設計の在り方を明らかにする.
本セッションでは,「医療×教育×情報の連携による医学・看護教育の教育設計の在り方」について,教育目標の設定,学修成果の可視化,評価方法,教育支援システムへの展開という観点からディスカッションを行い,分野横断的な知見を広める.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 設計 → 授業設計・インストラクショナルデザイン
支援対象 → 教育・学習手法 → 連携型教育
支援対象 → 領域別教育 → 医療・看護・福祉教育
キーワード:カリキュラム・デザイン,科目間連携
テーマ独⾃のキーワード:医療×教育×情報
オーガナイザ
高松邦彦(東京科学大学),上野春毅(公立千歳科学技術大学),本多俊一(公立千歳科学技術大学),松田岳士(東京都立大学),木下淳博(東京科学大学)
概要
近年,高等教育機関におけるデータに基づく意思決定の重要性が国際的に高まっている中,IRとデータサイエンスの融合は新たな段階を迎えています.本セッションでは,教学マネジメントにおけるデータサイエンスの活用に焦点を当て,特に学習成果の可視化,教育改善のためのデータ分析手法,そして意思決定支援システムの開発について議論します.具体的には,機械学習を活用した学生支援モデルの構築,教学IRにおけるビッグデータ分析の実践事例,質保証のためのデータ統合基盤の設計などを取り上げ,理論と実践の両面から検討します.本セッションを通じて,IRの高度化に向けた方法論の確立と,データサイエンスを活用した教学マネジメントの新たな可能性を探求することを目指します.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 分析・評価 → 学習者特性・行動分析
キーワード:教学インスティテューショナル・リサーチ(IR)
テーマ独⾃のキーワード:Institutional Research (IR)
オーガナイザ
天野慧(グロービス経営大学院),平岡斉士(放送大学),桑原千幸(事業創造大学院大学),中嶌康二(関西国際大学),鈴木真保(みんなの学習環境研究所),田中洋一(仁愛女子短期大学)
概要
教育実践を対象とした研究は,本学会において「教育実践研究」や「実践速報」といった論文カテゴリーが設けられており,学術的貢献と実社会の課題解決の双方において重要な役割を担っています.一方で,教育実践研究は,現実の教育現場を対象とするため,変数統制の困難さや現場固有の制約を伴い,方法論的な難しさを有しています.本セッションでは,教育実践のデザインや実践結果の報告はもちろん,教育実践研究に関する方法論的・理論的検討,文献レビューなど,幅広い発表を募集し,教育実践研究をより効果的に進めるための視点や方法について議論します.学校教育に限らず,職業人教育や企業人教育を含む,多様な領域を対象とした研究の応募を歓迎します.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 設計 → 授業設計・インストラクショナルデザイン
支援対象 → 設計 → 学習環境デザイン
キーワード:デザイン研究,授業実践,研修設計,授業評価,カリキュラム・デザイン
テーマ独⾃のキーワード:研究手法,研究方法論,問題解決
概要
2025年6月,“誰もが,いつでもどこからでも,誰とでも,自分らしく学べる社会”という教育DXのミッションの実現を目指すものとして,関係省庁により『教育DXロードマップ』が示されたことで,多様な学びのための学習環境の整備等が今後進んでいくものと推測されます.そこで,地域DXによる探究学習の可能性をテーマとした本セッションでは,高校・大学・地域等との連携を前提とした探究学習(主に地域課題に関する探究的で協働的な学び)において,デジタル技術を用いた先進的学習支援(生成AIや仮想現実,メタバース等の活用)を踏まえた学習環境の設計および学習プログラムのデザインに関する研究について,具体的な事例を交えながら議論することで,“多様な学びのための学習環境”のあり方等を探っていきます.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 教育・学習手法 → 連携型教育
技術 → 先進的学習支援技術 → 先進的学習支援
技術 → 先進的学習支援技術 → ユーザインタフェース
キーワード:高大連携,生成AI,仮想現実(VR),拡張現実(AR),ヘッドマウントディスプレイ(HMD)
テーマ独⾃のキーワード:メタバース,教育DX,地域DX,探究学習
概要
防災・安全教育の重要性は広く認識されているものの,決して注目度の高い分野とはいえず,携わる研究者・実践者が多いわけでもない.SIG-ERS(防災・安全教育)を今後より広め・深めていくためにまずは,多くの人に,本SIGが扱う防災・安全教育システム情報学に「おもしろい」「やりがいがある」と思ってもらう必要がある.そこで本セッションでは,防災・安全教育システム情報学の研究・実践事例を紹介するとともに,研究・実践の難しさやチャレンジな課題も示しながら,本SIGの方向性やアイディアを共有することで,仲間を増やす"ことはじめ"(ファーストステップ)として実施する.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 領域別教育 → 防災教育
支援対象 → 領域別教育 → 情報リテラシー
キーワード:レジリエンス,リスクマネジメント,災害情報,意思決定,災害心理,疑似体験,避難訓練,情報倫理,セキュリティ,情報モラル
テーマ独⾃のキーワード:防災教育,安全教育,レジリエンス,リスクマネジメント,災害情報
概要
ハーバードのエイミー・C・エドモンドソン氏が提唱した心理的安全性(psychological safety)は,Googleの「成功するチームの構築に最も重要なものは心理的安全性」というプロジェクト結果によって広まった.ユーリア・エンゲストロームの探究的学習では,正当な学習の動機づけとして,認知的コンフリクト(矛盾,葛藤,対立)が前提となる.そのためには,モヤモヤだけでなく,自己のミスや他者への改善提案を伝えられる心理的安全性が教育や研修の場でも大切である.これらは一昨年度企画したエージェンシー(変革を起こすために目標を設定し行動する能力)の育成にも重要な概念といえる.そこで,本企画セッションでは,教育における心理的安全性の必要性と課題に関する理論的および実践的研究を広く募集する.ここには,我々が今まで企画したセッションテーマである「対話」「社会情動的スキル」も含まれるので,是非応募していただきたい.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
支援対象 → 教育・学習手法 → 協調学習
キーワード:コミュニケーション支援,コミュニティ支援,グループ学習
テーマ独⾃のキーワード:心理的安全性,チームビルディング,リーダーシップ
概要
これまで,様々な学習支援システムが学習目標・習得すべき知識やスキル・学習の困難性・支援手法のパッケージとして提案されている.しかし,異なるシステム間で同じ知識やスキルの学び(認知スキーマ形成)を目指す場合でも,それぞれが独立に問題解決過程を設計する必要があり,システムの相互運用性が低く,知見の蓄積が困難である.これを解決するためには,学習支援システムにおいて認知スキーマの形成をどのようにモデル化しているかの知見を集結させ,それらをどのように共有可能な形で定式化していくべきかを議論する必要がある.よって本セッションでは,認知スキーマのモデリングに基づく学習支援システム開発事例や,計算機処理可能な認知スキーマの表現方法,認知スキーマの自動抽出,学習支援システムの相互運用性向上に関する研究発表を募集する.特に,認知スキーマに関する工学・科学を問わない多面的な知見を活かし,認知スキーマに基づく学習支援システムの設計理論と共通概念基盤の確立に向けた議論を展開したい.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
技術 → 先進的学習支援技術 → 先進的学習支援
技術 → 先進的学習支援技術 → モデリング技術
キーワード:適応的支援,抽象化支援,学習者モデル,ドメインモデリング
テーマ独⾃のキーワード:認知スキーマ,知的学習支援システム,教育システムの相互運用性
概要
生成AIの普及により,学習者は「答え」や「説明」を即時に得られる一方で,それらを自らの理解として組織化し直すための意味構成・構造化・再編成の過程は,依然として学習者自身に委ねられている.本SIGは,学習を内的表象の再構成(recomposition)として捉え,その促進のために学習者が外的表象を操作・再構成する外的表象の再構成(reconstruction)を学習活動として設計する枠組み,すなわち Recomposition-Based Learning(RBL) を中核概念として据える.学習における再構成の役割は,外的表象を分解した部品(単独の意味)と,再構成によって構造に位置づけられた部品(構造内での意味・役割)の間に生じる意味的差分を学習者が埋めていく過程にあり,構成主義的学習観に基づくものといえる.またRBLにおいて外的表象は,単なる提示物ではなく,学習者が操作可能であり,意味構成の過程が可視化され,協調学習においては可視的・操作的共有(visible and operational sharedness)を通じて共通基盤(grounding)の形成を支援しうる媒体として位置づけられる.当該セッションでは,再構成学習の理論的背景を整理するとともに,様々な学習内容・学習段階・学習形態において実施されてきた再構成学習の事例を共有し,その可能性と限界,および設計原理・分析方法・評価の観点について議論する.
カテゴリ表との対応(議論観点 → カテゴリ → 分野名)
技術→先進的学習支援技術→先進的学習支援
技術→先進的学習支援技術→モデリング技術
キーワード:外在化支援,ドメインモデリング,認知モデリング
テーマ独⾃のキーワード:Recomposition-Based Learning,モデル,再構成,内的表象・外的表象,構成主義
以下の項目をご記入の上,全国大会委員会プログラム部会(taikai-pc-ml@jsise.org)宛まで電子メールにてお申し込みください.
※送信後に投稿が保留された旨のメールが自動的に届きます.それとは別に後日受付の連絡をさせていただきますので,お待ちください.
テーマ(企画セッション名)
概要(400文字程度)
テーマが該当するカテゴリ,分野(カテゴリ表より選択,多くて2〜3個を目安としてください)
テーマが該当するキーワード(カテゴリ表中のキーワード)
テーマ独自のキーワード
オーガナイザ全員の氏名と所属,代表者の連絡先(電子メールアドレスなど)
※オーガナイザは教育システム情報学会会員に限ります.
※2026年2月20日(金)までに採録結果を通知いたします